2013年9月22日日曜日

エビガラスズメ 成虫


















9月21日。家周りを歩いていると、何か灰色の爬虫類っぽいものがいると思ったら、エビガラスズメの成虫だった。
体長6cmくらいある大きな個体だ。

撮影している間、しきりに素早く上体を起こして威嚇していた。
そばにいたクモを追い払っているのかと思ったら、こちらに対しての威嚇だった。
レンズが反射して眩しかったのもあるかもしれないが、見られていること自体が嫌だったのだろう。

エビガラスズメの食草はアサガオの仲間なので、幼虫はよく見かけていたが、成虫は見たことがなかった。
残念ながら翅を開かなかったので、お腹にある、あの独特のピンクと黒のストライプ柄を見ることはできなかった。

しつこくしすぎてしまったようで、最後はホウキグサの中に隠れてしまった。
大きな体でこんな出入りのしにくそうなところへ隠れるなんて余程嫌だったのだろう…。
次回からはほどほどにしてあげたい。
ホウキグサの中は生き物の隠れ家になっていると聞いたので、 それはそれでまた観察してみたい。


2013年9月21日土曜日

キジバトの子育て

家の軒下にあるサンデッキの柱の角には、キジバトのつがいが子育てにやって来る。
去年一組来て、二羽の雛が生まれたが、残念ながら近所の猫に襲われて死んでしまった。
もう来ないだろうと思っていたら、今年に入り、春に一組、この夏は二組、合計3組もやって来た。
余程、条件が良いのだろう。
それもそのはず。母があれこれと手を焼いたのだ。
鳩が作る巣は粗末なものなので、巣をつくる場所には、すだれの切れ端を取り付けた。
そして、巣まで猫が登って来られないように、サンデッキの柱の上部には、金属板を張り付けた。
サンデッキの天井はぶどう棚になっている。今年は葉がよく茂ったので良い隠れ家になっただろう。
今年来た鳩の雛は皆無事に巣立っていった。
今回は、今までで一番よく観察できた、今年二番目に来た組の子育ての様子を掲載する。
※ガラス越しなので映りが悪い。あしからず。

 
7月27日。巣の上で親が二羽の雛にエサをやっている。
雛はだいぶ大きくなり、この頃には飛び始めていた。
雛がある程度大きくなると、親は二羽同時に巣から離れてエサを取るようになる。
雛の体格が良くなればそれだけ量を食べるということなり、エサ探しが忙しくなるのだろう。

  

 
雛のアップ。大人の羽になりつつあったが、まだ容姿はあどけない。

7月30日。巣のすぐ先にある小屋の屋根でエサをやっている。
少しずつ巣から離れたところでエサをやって飛ばせるという作戦かもしれない。


その後、隣の空き地の木の上でエサをやっている様子も見られたが、次第に見かけなくなった。
他の組の雛たちは一度巣から離れたらパタっと見かけなくなったが、この組は何度も巣とその他の場所とを往復していた。
今まで来た組のうちでは一番手間取っている印象を受けたが、きっとどこかで元気にしているだろう。

キアゲハ 幼虫~成虫

去年植えたパセリとセリのところへ、今年の夏もまたキアゲハがやってきた。
セリの方がほとんど食べ尽くされてしまい、パセリの方へ幼虫を移動させた。

7月6日11時。蛹になる場所を決めた個体。 もうじっとして動かない。



13時には完全な蛹の姿に。たった2時間で変身できるとは驚きだった。

7月15日朝、羽化した。
 
生まれたてはやっぱり綺麗。
無事に立派な成虫になるのを見届けられるのは何度見ても嬉しい。

2012年11月14日水曜日

ツマグロヒョウモン 幼虫

9月。自宅の裏に、4、5cmくらいのツマグロヒョウモンの幼虫が4匹いた。
以前、蛹から成虫(♀)を羽化させたが、幼虫を見るのは初めてだ。
ピンク、オレンジ、黒のコントラストでとにかく目立つ。トゲトゲしているので見る人によっては毒々しく映るだろうが、毒はなく触っても無害。

 
家の裏には昔から食草のスミレがある。
かわいい花なのでわざと抜かないでおくのだ。しかし、ツマグロヒョウモンがついたことは今までなかった。

捕まえて羽化させようか迷っていたら、大分日数が経ってしまい、とうとう一匹も見かけなくなった。
後日、家の外壁と基礎の隙間、オシロイバナの茎など、雨が避けられるところに蛹を見つけた。
また来年会いましょう。

2012年8月29日水曜日

オオミズアオ 幼虫

6月末、園芸センターへ庭木を買いに行ったとき、10cm前後ある立派なオオミズアオの幼虫が、モミジの仲間っぽい木の葉をもりもりと食べていた。
一度見たときは周りに溶け込んでいて気付かなかったが、なにか音がするのを不思議に思い、よく見たら大きなイモムシがいたので驚いた。
こんなに大きいのがボテっとついていれば簡単に見つかってしまうのではないかと思ったが、もしかしたら店員さんも敢えて気付かないフリをしてくれているのかもしれないとも思えた。
この木を購入する人だったらどうだろう…(苦笑)
オオミズアオは割となんでも食べるので連れて帰ることもできたが、車で1時間の道程と、木陰で涼しい元々の環境の良さを考えて、この子はここで育ったほうがいいだろうと思いさよならした。
無事に成虫になれたといいな。

2012年8月28日火曜日

落下したキアゲハの蛹

先月、庭の睡蓮鉢に植えてあるセリにキアゲハが卵を産んだ。
幼虫がセリの葉を食べ尽くしたので、パセリの苗を買ってきてそこへ幼虫を移し、他の虫にさらわれないようにネットを張って保護していた。
最近、生き残った2匹がとうとう蛹になり、そこで問題が…。

先に蛹になったものが下の蛹。
上の蛹は、はじめは頭を上にして通常の蛹になれたものの、体を支えていた糸が切れてしまったのか、逆さまになってしまった。 
頭と頭がごっつんこの状態。
このままでは、下の蛹が羽化するときにスムーズに移動できない。(上に別の蛹がいる時点で邪魔だろうが…)
ただ、余計な手をかけない方がかえっていいのではないかと私は思っていたが、家の人がどうにかしてあげようと言い出す始末。
元の状態に戻してあげるため、裁縫用の糸でくくりつけようと試行錯誤している間に落ちてしまった…嫌な予感的中。
蛹になった当日だったので、触れるとピクピクと動く。やっぱり触られたら嫌だよね…
調べると、木工用ボンドでくっつけると良いとあったのでそうすることに。
しかし、後から更に調べて気付いたが、蛹のお腹の側面には、気門という呼吸をする穴がいくつもあり、蛹になってからもそこで呼吸しているため、気門が塞がれると呼吸できなくて死んでしまうらしい。
また、頭や前翅の部分にも塗ってしまうと羽化のときに殻を破れなくなってしまうらしい。
ボンドは父が何も気にせずに塗ったので、前翅の上の部分にはしっかりついてしまっているし、反対側の気門には少しくっついてしまっていそうな模様…
※同じように蛹が落ちてしまった方は、この写真は誤ったやり方なので決してマネしないで頂きたい。正しいやり方はこちらのサイトのQ7で紹介されている。
ボンドが乾燥した状態。
既に固まってしまったので下手に手は施せないだろうが…
知識なしに手をかけては危ないと肝に銘じておこう…
呼吸ができて、無事に羽化できることを祈るばかりだ。


追記:
二匹とも(ボンドで固定した蛹も)無事に羽化しました。

2012年5月9日水曜日

オオミズアオ

















外出から帰宅すると、あまりお目にかかれない大物が庭木に止まっていた。
自宅近辺にもいることにはいるようだったが、自分からいそうな場所(林の中、深夜のコンビニ、等)へ出向くこともなかった為、見るのはこれが初めてだ。
先日の大雨の影響もあるのか、後翅が痛んでいる。

















午後の日差しで翅の青白さがいまひとつ伝わらない。
オオミズアオはずっと見てみたかった蛾の一つだが、こんな唐突な出会い方をするとは思ってもみなかった。
風雨で飛ばされてきてしまったのだろうか。

















日が落ちる前には姿を消していた。
その後、また雨が続いたので気がかりだが、どうにか乗り切っていることを祈るばかりだ。